2013年9月7日土曜日

3つの世界遺産クラクフ・アウシュヴィッツ・ヴィエリチカ

プラハからクラクフへ。
クラフクという町に来た理由は「アウシュヴィッツ強制収容所」に行きたかったから。最初はワルシャワの近くかと思ったら違い、ワルシャワから約300キロ南にあるクラクフが拠点となる。
アウシュヴィッツだけ行ければいいと思ったが、クラクフの旧市街もユネスコ世界遺産で、そしてクラフクから15キロと近い「ヴィエリチカ岩塩発掘所」も世界遺産。クラクフを中心に3つの世界遺産が集中している。せっかくなのでその3か所を観光した。

プラハ駅からクラクフへは1日1本のみ。22:30発、クラクフには翌日朝7:00着、電車代1090CZK(5,500円)。節約して寝台にしなかったので少し疲れた。シートは向かい合う形で3列、ただラッキーなことに客は反対側に女の子がいたのみなので、1室6人シートに2人が占有する形となる、横になって眠れた。しかし2人とも寝入った所に盗人出現。自分のズボンから財布盗もうとした・・気が付いてすぐ起きるも盗っ人は「部屋間違えた」とか言いながらすっとぼけて逃げて行った。女の子もすぐ起きてバックチェックしてた。油断大敵です。
朝6:00。起きたらもうそこはポーランド。国境越えの審査もなし。でも朝なので寒い。
クラフク駅。朝7時なので人はあまりおらず。この駅はデカいショッピングモールがありだいぶ発展した駅。
泊ったホテル「Atislantis Hostel」、10人部屋のドミトリーでコーヒー・紅茶・コーンフレーク無料。1泊目22PLN(700円)、2泊目以降は18.4PLN(600円)。
ロビーにはゲストからの感謝の沢山のメッセージが。
自分も書きました。英語書けないので「ドラえもん」書いた。欧米人にドラえもん分かるだろうか。

チェックインは14:00からと言われたのでコモンルームでコーンフレーク食べ、グダグダした後バック預かってもらい市内観光へ。
まず、旧市街内にある「中央市場広場」。奥にある建物は「織物会館」、長さが100mもある。大昔ここで繊維の取引があったが現在は土産物屋が並らんでいる。
ポーランドのお土産。チェコとはまたちがったお土産が沢山並んでいて楽しい。
こんな人形や
こんなお人形が沢山並んでる。
ただ、一番多いお土産はこのドラゴン。このクラクフは龍がシンボル。

市場の反対側にあるのが「聖マリア教会」。入場無料。ただし祈りしにきた人のみ入れる。英語でそれらしいことが書いてあったが分からず入る。他の観光客も知らずに入り途中で係員に止められ教会を出ていってた。自分はというと係員が丁度いなかったので10分ほど中でぶらついてしまった。
クラクフのシンボル「ヴァヴェル城」へ。目の前にヴィスワ川が流れておりその橋から写真を撮った。
ヴァヴェル城の中。歴代ポーランド王の居城。中には大聖堂や王宮がある。
お城内の模型。
ヴァヴェル城内にある大聖堂。入場は無料。金色のドーム・チャペルが有名とか。中は撮影禁止。
ヴァヴェル城自体は自由に出入りでき、城内にある博物館や王宮に入るのに個別でチケットを買うシステム。自分の興味のあるところだけ買えばいいのだが、チケット売り場は1か所のみ。人によって買うチケットはバラバラなので時間がかかる。買うまでに30分ほど並んだ。早朝行くのが得策だと思った。
写真はそのチケット、8か所のうち「龍の洞窟」のみ購入、3PLN(90円)。
ただ、少しがっかり。ただの洞窟です。龍の模型があったりするわけではない。
洞窟の出口出たところに龍の像が、火吹いてる! 龍の像はお城下の普通の通りにあり洞窟入らなくても見ることができる。洞窟行く意味全くなし。

クラクフ旧市街はこんな感じで終了。翌日メインの「アウシュビッツ」へ。
写真はクラクフ駅東側バスターミナル。アウシュヴィッツへはクラクフ駅の東にあるバスターミナルからバスが出ている。アウシュビッツ・ミュージアムまでは所要1時間30分。チケットは運転手から購入する、14PLN(420円)。
※因みにアウシュヴぃッツとはドイツ語で、ポーランド語では「Oswiecim(オシフィエンチム)」と言い、ポーランドではこちらで表記されてる。アウシュビッツでも言葉通じるけどね。
「アウシュヴィッツ・ミュージアム」、入場料40PLN(1,200円)、英語ガイド付き。写真は収容所のゲートで、「ARBEIT MACHT FREI(働けば自由になれる)」と書いてあるそうです。※写真ではわかりにくいがBの文字が逆さです。
施設のほとんどは当時のまま残っている。
ポーランド人のガイドさんが英語で説明する。ただ英語分からないのでほとんど理解できず。カンボジアのトゥールスレン博物館のように、人形などで当時の様子を再現したりしていないので、ガイドさんの説明が分からないとこの収容所について理解するのは難しいと思う。
博物館には囚人から没収した生活用品(衣類・鞄・靴・髪の毛までも)が展示されている。

囚人の写真。中には双子の姉妹もおり、入所してきた日は同じだが亡くなった日は違ってた。

アウシュヴィッツ強制収容所のガイドは2時間ほどで終了し、次は第2のアウシュビッツと言われる「ビルケナウ」へ行く。アウシュヴィッツからビルケナウまでは無料バスが出ていて1時間に1本10分ほど。ガイドは引き続きポーランド人の女性。

入場料は無料。アウシュヴィッツ以上の広大な収容所。

ビルケナウも掲示板などによる説明が無くガイドの話を聞きながら回るスタイル。なので英語分からないと全く理解できないと思う。因みに自分はというと、運よく英語ができる日本人の人がいたので通訳してもらった。

線路の先には大きな石碑がある。慰霊碑。
破壊されているが、こちらはガス室と焼却施設。囚人をガスで処刑するが死体の処理が追いつかず、効率を上げる為その横に焼却施設を作ったそうです。当時はいかに効率的に処理をするかが課題だった模様。そのせいなのか、「残酷」さというものが施設からは感じられなかった、凄く冷たく感じた施設です。

ビルケナウは2時間ほどでガイドツアーが終了。ビルケナウからアウシュヴィッツ博物館へ戻ったら丁度クラクフ行き15:05のバスが来ていたので飛び乗りクラクフへ帰った。

2日目これで終了。翌日はヴィエリチカへ行きます。

ヴィエリチカへはバスで行った。クラクフ駅西側のバス停から304番のバスに乗って行く。東側のように大きなバスターミナルから出ていないので304番が発着するバス停探すのちょっと苦労した。
304番の時刻表。1時間に3本ほどでている。バス料金は4PLN(120円)。ヴィエリチカまで45分ほど。因みに終点2つ手前「kopalnia soli」と言うバス停で降りる。
「ヴィエリチカ岩塩発掘所」到着、入場料85PLN(2,700円)。23才以下の学生は割引がきくが自分は不可だった。
ここは世界有数の岩塩発掘所で、内部は迷路のよう。そのためガイド付きツアーで中を回るスタイルとなる。英語のガイドは到着してから20分後の11:30からだった。運が悪いと1時間ほど待たなければならない。
当時の採掘現場を模型や岩塩の人形などで再現している。
1250年から1950年まで稼働しており、当時は塩は大変高価だったそうです。
地下100m以上もあるので少し寒い、上着必要。途中大きな採掘場があり、塩の結晶で作られたシャンデリアがある。

最後の晩餐がある。これ以外にも岩塩で作られた像多数ある。

通路の天井にも岩塩があり、鍾乳石のようにつららが垂れ下がっているところもある。
内部はほんと広大。勿論歩ける場所は限られている。

ヴィエリチカ観光はこれで終了しクラクフへ同じ304番のバスで帰る。クラクフへは15:00頃についてホテルへ戻った。
同じツアーで一緒だった韓国人女性ヒョンジョウさんと夕飯食べることになった。
夕ご飯は旧市街内にあるレストラン「U Babcii Maliny」へ。韓国のガイドブックでは一押しのポーランドレストランのようです。おばちゃんの看板が目印。ホテルの中にあるのだが、入口から更に奥にあるので凄くわかりずらい。

ホテルに入り奥に進むとレストランの入り口が。
まずはビールで乾杯。ポーランドビール「Okocim beer」、8PLN(240円)。このビールうまい。チェコにまけてないね。
自分は名前忘れたが「牛肉・ポテトサラダ」を注文、17PLN(510円)。ホワイトソースがうまい。女の子は作家さんのうで日本の作家の事結構知ってた、因みに好きな日本の小説は「ノルウェーの森」だそうです。また「安倍政権は第2次世界大戦前の軍国主義に戻ろうとして危険じゃないですか」と聞かれたが、韓国・中国が騒いでいるだけと否定しておいた。危ないかどうかは分からん。
ポーランドのビール達。ポーランドは物価が安い。スーパーだとビールが2.5PLN~3.5PLN(80円)ぐらいで買えてしまう。毎夜飲んだくれてました。

翌日は街をブラブラ。床屋に行ったり、ショッピングモールに行ったりした。クラクフは居心地がよく4日もいてしまった。物価が安い国最高。

クラクフを後にし次はポーランド首都ワルシャワへ向かいます。


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